簡単な概要
Chiptuneとは8Bitmusicとも言われ、ドラムもメインメロディーと言った全てのサウンドが昔ながらのコンピュータのビデオゲームコンソールのサウンドチップを使用して作成される音楽スタイルです。
レトロゲームの音楽などがこれに当てはまります。
ソフトウェアエミュレーターなどのより高度な技術を使用して作成された、本物の8Bitチップミュージックのように聞こえるサウンドを使用されたものを含め、総合的にChiptuneと言われています。
もっと簡単にいうとピコピコ鳴る音を主とした音楽です。
これだけで十分です。
現代で言うとアンダーテールなどと言ったインディーズゲームでとても幅広く使用さていますし、テレビのCMやYoutubeなどのプラットフォーム上での動画広告などでもChiptuneを使用されています。
Chiptuneのライブイベントなどではゲームボーイやアドバンスなどに繋いでセットアップされたものを見かけますし、一昔前ではコミックマーケットの一部の島でも見ることができました。今はどうなっているのかわかりませんが…。
因みにポップス寄りのものはBitPopと言われています。
簡単な歴史
チップチューンという言葉と概念を日本にもたらしたhally氏によれば、ルーツを辿ると状況が大きく変わってきたのが、1970年代末のことであり、音を作り出す電子回路であるPSGチップが生まれ、それから数年後にSIDやFM音源といった、表現力の高いチップが生まれてきており、1985年にはついにAmigaというマシンが登場し、当時としてはきわめて先進的な、サンプリング機能を備えていました。
しかし音の拡張性や表情の限界の問題により1987~1988年頃になると大衆から飽きられ始め、そこで登場したのが、SIDチップを持つ旧型のコモドール64(C64)のほうが、シンセサイザー的に音を変化させられるぶん、表情が豊かなんじゃないかという発想で、実際に一部のAmigaのゲームにおいて、そういったSID風の音楽を追求する動きが出てきました。
記録や資料があるわけではないが精神性としては間違いなくこれがチップチューンの原点であるといいます。
参照元
電ファミニコゲーマー 著
コナミの音楽は教科書、GBAは再評価すべき…日本の「チップチューン」立役者が語る、音楽史に無視された“ピコピコ音”の電子音楽史【『チップチューンのすべて』hally氏】より https://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/170629
影響されたジャンル
- Electronic
- Heavy Metal
- Neoclassical Metal
- Video Game Music
- Movie Soundtracks
- Synth pop
主なアーティスト
ヒゲドライバー(Hige Driver、1983年6月11日- )は、日本の男性ミュージシャン。山口県宇部市出身[2]、東京都在住、TOKYO LOGIC所属。
チップチューン楽曲以外にも、チップチューンにボーカルや他の楽器を組み合わせた楽曲も制作している。
自身のボーカル曲も多い中、ヴォコーダーなどのエフェクトを掛けた楽曲が特徴。現在の活動の場は主にインターネット上で、myspace、muzie、ニコニコ動画、という媒体を使って楽曲を制作、発表、配信している。
自らの楽曲制作以外にも、ほかのアーティストへの楽曲提供や編曲家としての活動も行っている。
2010年9月より、活動の拠点を山口県から東京都へと移す。2010年10月頃より、毎週水曜日23:00〜Ustream中継を実施している(2011年現在は不定期放送)。
近年はチップチューン以外の曲を作る機会が多くなったため、チップチューンに特化する場合は「ヒゲドライバー(chip-style)」として活動することに。
また、2014年には、PVとCD制作、ワンマンイベント開催を条件に、クラウドファンディング上にて150万円弱の資金を集め、以前から希望していたバンドでの活動を開始した。
2016年には活動10周年を記念したベストアルバム「ヒゲドライバー10th Anniversary Best」を発売
2020年には活動15周年を記念したKADOKAWAアニメベストアルバム「ひげこれ! HIGE DRIVER BEST in KADOKAWA ANISON」を発表。
引用元
ヒゲドライバー – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%B2%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC
- ukigumo
ヒゲドライバー
- KOKORO BEAT
ヒゲドライバー
- ミラクルすぎてヤバイ
ヒゲドライバー, Shully
- Virtual Gaming
Naeleck, ヒゲドライバー
- Final Boss
Naeleck, ヒゲドライバー
Oliver Sabin(オリバー・セイビン)はスコットランド出身のアーティストです。
かつてユニコーン・キッドとして知られ、エレクトロニック・ミュージック/チップ・ミュージックの作曲家、ミュージシャンです。
バンド名について尋ねられたセイビンは、「名前の背後に特別なストーリーはありません。ただ、音楽の楽しくて魔法のような性質に合うように、自然に生まれたものです」と答えた。
セイビンは、 BBCラジオ1のヴィック・ギャロウェイ番組での初期のライブセッションや、BBC
メイダヴェール・スタジオでのロブ・ダ・バンクのセッションなど、BBCラジオ1に多数出演している。
2014年9月、彼は別の別名を追求するためにユニコーン・キッドの活動を終えることを発表した。2017年、セイビンはSoundCloudでPlushという名義でDJセットをリリースした。
- 8 Bytes
Unicorn Kid
- Wee Monsters
Unicorn Kid
- Animal City
Unicorn Kid
- Lion Hat
Unicorn Kid
- Boys of Paradise
Unicorn Kid
スウェーデン出身のプロデューサーです。
本名Erik Bjärngard(エリック・ビャルンガルド)は2010年に活動を開始し、彼のキャリアは高い評価を得た様々なChiptunesプロジェクトで始まり、徐々に現在のようなフルスペクトラムのベースミュージック・ブランドへと移行していきました。
2017年にEDMシーンでブレイクして以来、Bossfightはリスナーの心に響くエネルギッシュで壮大なベース・ミュージックを奏で、Monstercat Uncagedの主力アーティストとなった。
Bossfightのキャリアの初期から急速な成長を遂げ、伝説的なフレンチ・ベース・デュオとのヘビーヒットなダブステップ・コラボレーションや、絶大な人気を誇るEsportsゲーム「Rocket League」の第3シーズンをスタートさせたジャンルを超えたシングルなど、Monstercatから多くの注目すべきトラックをリリースしてきました。
- Milky Ways
Bossfight
- The Maze of Mayonnaise
Bossfight
- Nock Em
Bossfight
- Charge
Bossfight
- Voices
Bossfight, Philip Srand
Tokyo Machineは、ハードなヘビー・ベースラインとノスタルジックなメロディーやシンセサイザーを融合させている。彼の音楽は、何百万回もの再生回数、ビデオゲームやテレビでのフィーチャー、世界中の何千人もの熱狂的なファン、そしてTiësto、Martin Garrix、David Guetta、Dillon Francis、Afrojack、Slushii、Herobustなどのサポートを得ています。
2017年にEDCラスベガスでデビューして以来、Tokyo MachineはTomorrowland、Beyond Wonderland、Bangkok of Dreams、Rampage、ADEなどのフェスティバルに出演し、重低音のステージ・ビーストとしての地位を確立した。Slushii、Modestep、Virtual Riot、Delta Heavyとのショーにより、このマシーンはベース界で有名になりました。
世界中でソールドアウトしたヘッドライン・ショー(Avalon Hollywoodなど)、メジャー・ブランドとのシンク(Red Bull、F1、MLB、NBC夏季オリンピック、Konami、Epic Games)、最大のエレクトロニック・レーベルからのリリース(Monstercat、NCS、Lost in Dreams、Proximity、Sony Music)、EDMスターとのコラボ(Slushii、Weird Genius、その他多数)により、Tokyo Machineは狂気のファンベースをパワーアップさせる準備ができている。彼のサイコなヘッドバンギング・ファンは、3億以上のSpotifyストリーミングと国際的なゴールド・レコードを獲得しています。
- ROCK IT
Tokyo Machine
- EPIC
Tokyo Machine
- BUBBLES
Tokyo Machine
- PLAY
Tokyo Machine
- Last Summer
Tokyo Machine
Hyper Potionsは、Ian Tsuchiura(Sushi Killer)とKevin Villeccoによって結成されたアメリカのエレクトロニック・ダンス・ミュージック・プロジェクト。
2014年10月20日にリリースされたSushi KillerとKevin Villeccoのコラボレーション作品「Anime Bae」でMonstercatからデビューしました。
「Anime Bae」のリリース後、彼らはデュオを結成することを決め、任天堂のポケモンシリーズのアイテムにちなんでハイパーポーション(日本語名では、すごくいいキズぐすり)と名付け、このアーティスト名で2015年4月29日にリリースされた曲、「Porta Vista」でMonstercatからデビューしました。
- Porta Vista
Hyper Potions
- Friends
Hyper Potions
- Surf
Hyper Potions
- Adventures
Hyper Potions, Subtact
- MUFFIN
BadBoyhalo, CG5, Hyper Potions, Skeppy, CaptainPuffy
Nitro Funは地球人の音楽プロデューサーである。チップチューンをミックスしたエレクトロハウスというジャンルのパイオニアとして知られ、世界中のゲームファンの共感を呼んでいる。Nitro Funの音楽は、『Sonic The Hedgehog』、『Forza Horizon』、『Just Shapes and Beats』などのビデオゲームに使用されている。また、Ultra Korea、EDC Mexico、VH1 Supersonicなど、世界最大級のステージでもツアーを行っています。
何億ものストリーミングを記録しているNitro Funは、同ジャンルで最も聴かれているアーティストの一人です。
- New Game
Nitro Fun
- Cheat Codes
Nitro Fun
- Final Boss
Nitro Fun
- Checkpoint
Nitro Fun, Hyper Potions
- Turbo Penguin
Nitro Fun, Sound Remedy
ストリーミング
- aofd3
- illztherocker
Chiptuneで有名なゲーム
Chiptuneと言ったらそらもうゲームですからね。
どれも海外のゲームになりますが、知らないゲームも多いと思います。
FCやSFCなどのレトロゲームの音楽には名作名曲がぎっしりとありますが、ちょっとキリがないので勘弁してください…。
- UNDERTALE
- VVVVVV
- Tower of Heaven(天国の塔)
- Super Hexagon
- Just Shapes And Beats
- Crypt of the Necrodancer
- Celeste
主なレーベル
調べてみた感じChiptuneのレーベルが多々見られましたが、「大きなレーベル」というものがあまり見つかりませんでした。
著名なアーティストでも個人でリリースしている方が多いような?
お手数ですがChiptuneのレーベルに関してはこちらも参照してください。
https://chipmusic.org/forums/topic/24619/chiptune-music-record-labels-around-the-world
まとめ
割と身近なようで身近でないマイナーなジャンルではありますが、今まで様々なゲームをプレイしてきた方にとっては身近なジャンルではないでしょうか?
ドット絵や8Bitの様なサウンドは様々なアーティストやクリエイター達により古臭いコンテンツの境界を越え新たに親和性を得たものであると考えています。
個人的に様々なジャンルの垣根を越えた今後のChiptuneに期待をしています。
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