Sax Houseとは?

サックスを横にした画像 ジャンル

簡単に概要

サックスを使用されたハウスジャンルの事です。まぁそのままです。
しかし割とジャンルとして分類されていたりします。
ここでは主に[Tropical House]や[Deep House]に分類されるであろうの[Sax House]について述べさせていただきます。

大まかなジャンルとしては[Deep House]や[Tropical House]に分類されるジャンルでもあり、[Chillout]でも緩やかなサックスのサウンドを聴くことがあります。
[Electro Swing]などもSax Houseかと考えましたが、そもそも[Electro Swing]自体がジャンルでした。
[Electro Swing]はジャズの特徴を色濃く影響されており別ジャンルと言えます。

兎に角、サックスのサウンドが使用されている[House]が[Sax House]です。

再燃した要因 

大体これかじゃないですかね。

Epic Sax Guyで知られるモルドバのアーティスト、Sunstroke Projectの「Run Away」です。

サックスを使用されるHouseというのは昔からありましたがEpic Sax guyが再びサックスに火をつけたと考えています。
それ以降ハウスミュージックだけでなく様々なジャンルでサックスの音を耳にするようになり、メインのサウンドとして使用しているアーティストもいます。


主なアーティスト  

Klingande (セドリック・スタインミラー Cédric Steinmyller)はスウェーデンのアーティストです。
元々同い年のEdgar Catry(エドガー・カトレー)とのデュオアーティストでしたが2014年からはソロで活躍しています。
ピアノとサックスが特徴的なアーティストであり、著名な[Tropical House]アーティストの一人でもあります。

始めは二人でポイントブランク音楽大学で1年間学ぶためにロンドンに移り。ロンドンから故郷に戻った後、BakermatNico Pushといった[Deep House]のプロデューサーから評価されたことを知り、それがきっかけにKlingandeが結成されることになりました。

Klingandeはデビューシングル「Punga」をリリースし、注目を集め、最終的にはフランスのシングルチャートに86位、オーストリアで62位、ドイツでは59位、スイスでは41位を記録しました。更に、2013年1月1日にリリースされたシングル「Jubel」で国際的なチャートで大成功を収め、フランスのシングルチャートで5位を記録し、オーストリア、ベルギー、ドイツ、イタリア、スイス、ポーランドでは第1位を記録しました。この曲はオーストラリア、フランス、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、イギリスでTop5となり、デンマークとオランダでTop10となりました。そして複数の大手レコード会社からプラチナムを取得しています。

2014年にはクリーン・バンディットの「extra ordinary」のリミックスをリリースしました。その直後にCatryはグループを脱退し、Klingandeはソロとなります。

2015年にKlingandeはフランスの歌手ブロークン・バックをフィーチャーした「 Riva (Restart the Game) 」というタイトルのソロとしての最初のシングルをリリースしました。
このシングルは、Ultra Recordsへのライセンスを得て、Klingande Music を通じてリリースされ、公式MVでは、2015年3月19日にUltra RecordsのYouTubeチャンネルにアップロードされました。この曲は、フランス、オーストリア、オーストラリア、ベルギー、ドイツ、イタリア、ノルウェー、スイスを含むいくつかの国でチャート入りを果たしました。

2016年にはデイライトをフィーチャーした「Losing U」と、M-22と英国のレコーディングアーティスト、ジョディ・コナーのボーカルをフィーチャーした「Somewhere New」の2枚のシングルをリリースしました。
また、2017年ではKlingandeのシングル「Pumped Up」は、北欧などの4カ国でチャートインしました。

2019年には自身のベストアルバムである「The Albam」をリリース。
Spotifyで総合再生回数7000万回以上再生されており、「Jubel」に至ってはあと少しで2000万回再生を達成するところまで来ています。(23年10月現在)


  • Punga


  • Jubel


  • Pumped Up


  • Somewhere New


  • RIVA(Restart The Game)

Ehrling(ハロルド・エールリング Harald Ehrling)はスウェーデンのアーティストです。
8 歳でピアノを弾き始め、音楽の基礎を学び、これをきっかけに、13歳のときにPCでの作曲を初めました。
数年経った後に自身の楽曲にサックスを使用しており、その理由としてサックスがボーカルの代わりに適していると考えた為、ほぼ全ての楽曲にサックスが使われています。

2015年に自身の名を大きく広がる出来事がありました。
著名な旅行系YoutuberにEhrlingの楽曲が使用されたことにより、旅行系だけでなく様々なyoutuberの間で使用され、一時期Youtubeで著作権フリーで使用されているアーティストTop3の中の一人でした。
現在でも様々なフェスなどに招かれ、数々の楽曲がリリースされており2022年にリリースされた「High Tide」はSpotifyで750万回再生(23年10月現在)されているなど目まぐるしい活躍をされています。


HPも開設しており、新曲などが確認できます。


  • Sthlm Sunset


  • Dance with Me


  • All I Need


  • Champagne Ocean


  • High Tide

Natty ricoはラスベガスを拠点に活動しているフランス出身のアーティストです。
キャリアは長く、私が昔から知っているアーティストでもあります。
DJと共にサックスを使用することで知られています。
Melissa MolinaroFrankie・JをフィーチャーしたNatty ricoの「Frozen」は、ビルボードのダンス・チャートで9週間ほどランクインし最高22位を記録。
2021年には、シングルである「Hold that sucker Down」をリリースし、Spotifyで約200万ストリーミングを記録し、2023年では「Califonia Dreamin」がリリースされ200万ストリーミングを達成しています。


  • Hold that sucker down


  • California Dreamin’


  • Living For Love


  • Sabaii


  • Frozen

Luke Bergsはオーストラリア出身のアーティストです。
自身のHPも開設しており、HPでは楽曲を聴くことだけでなくサンプルパックなどを購入することもできます。
楽曲もライセンスをコピペすれば動画制作などで使用することができます。


  • Shiva


  • Heat Of The Summer


  • Soulful


  • Eternal Sunshine(LiQWYD & Luke Bergs)


  • No More Worries

ストリーミング 

  • ATRAST

  • Adam Fay

主なレーベル

主なレーベルに関しては[Sax House]オンリーのレーベルはまだありません、主に[Deep house]や[Tropical House]のレーベルがリリースしています。
[Tropical House]のレーベルではATLASTやMiami Beatsなどと言った著名なレーベルが多くの[Sax House]をリリースしています。

もしよろしければ本サイトの[Tropical House]レーベル一覧のページも一緒にご覧ください。

ATLAST

ATLASTはオランダのレーベルです。
主に[Tropical House]をリリース又は楽曲紹介をしていますが[Sax House]にも力を入れています。
著名なアーティストから急上昇中のアーティストまでATLASTから楽曲をリリースしており、その楽曲の中でもSax Houseも多いのが嬉しいところです。
ストリーミングに至っては、主にSpotifyに力を入れています。

Miami Beats

Miami BeatsはATLASTが所有しているレーベルです。
ATRASTとは別に運営されているのかリリースされる楽曲もマイアミと名がつけられている為か陽気な楽曲が多い気がします。
主に[Deep House]や[Tropical House]をリリースされており、[Sax House]の比率も多くこちらもうれしい限りです。

まとめ

サックスは大変人気のある楽器であり、正直どのジャンルでも耳にすることがありますが、[Tropical House]での[Sax House]はリラックスできるものから、晴れやかなものまでとても豊富です。
是非、夏などの季節に聴きたいジャンルですがこれを書いている現在は10月なので夏が過ぎた後に[Sax House]の記事を書いています。
再び夏が来るのを待つかオーストラリアなどの南半球の国に行くしかありません。

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